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12.3.12

池のほとりの廃屋


いつもここを訪れる時は秋か冬
周りの木々がもの寂しさが際立たせるから
この廃屋の好きなところは二階の窓
おんぼろの日焼けしたレースは
隙間風でヒラヒラと踊っている
とても暖かそう





現代の玄関ドアは
固く冷たい
来るものを拒むとまで言わないが
警戒心を表しているように見える
土壁、木枠のガラス戸、古臭い電灯はどんな人でも
「いらっしゃい」と向かい入れてくれそう

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